灰咲きり『君の瞳に奪われたい』ヘタレ天然ノンケ×意地っ張り美人ゲイのほんわかラブストーリー！

本記事で紹介するのは、灰咲きり先生の『君の瞳に奪われたい』です。

どストレートな天然ノンケ×意地っ張りな美人ゲイのほんわかラブストーリー。

攻め目線で描かれる受けの表情や、ごく普通の日常のなかで育まれる2人の恋に注目してください！

『君の瞳に奪われたい』のあらすじ

土日だけ結婚式場で働いているカメラマンの浅倉純は、そこでブライダルスタッフの真宮悠に出会いました。

悠の笑顔にひかれ、いろんな表情を見たいと思った純は、突然「おれのもの（モデル）になってくれません？」と迫ってしまいます！

思ったことをそのまま言ってしまうクセがある純は、すぐさま自身の行動を反省。ヤバいやつと思われたに違いないと後悔していると、「いいですよ。浅倉さんのものになっても」と予想外の答えが返ってきて……。

無表情に見えて、よく見るといろんな表情を持っている悠を撮っていくうちに、悠本人にも興味を持つようになった純。いつの間にか、好きになっていて……。

思ったこと、感じたことをそのまま素直に口に出してしまいがちな純。頭のなかで感情が整理できてなくても、感じたままの気持ちをそのまま言葉にしてしまいます。

悠と出会ってすぐに「おれのものになってくれません？」と迫ったり、悠からゲイだとカミングアウトされて「付き合ってみる？」とからかわれても「冗談でもショックだった」とノンケなのによくわからないことを言ったり……。

とにかく自分の感情にうそがつけません。しかし、その遠慮のない素直さが、意地っ張りの悠の心を溶かしていくのです。

どストレートな天然ノンケ・純の素直さがおもしろくてかわいい！

本作は基本、純目線で描かれています。純が一瞬で悠に心を奪われたのは、なぜか……。純から見た悠のさまざまな表情に注目です。

出会った当初は感情がわかりにくく、むしろ無愛想な印象だった悠。しかし、純と過ごすうちに、少しずつ悠の表情に感情が見えてくるようになります。

仕事のときはなんでも器用にこなすイメージですが、素は意外とおおざっぱなところもかわいらしい悠。

とくに純が心奪われているのが、悠の笑顔。出会った当初の少し影がありそうな笑顔から、少しずつ素を見せたものへと変わっていく悠の表情に注目です。

最初のころに比べて表情が豊かになっていく悠が美しい！

純の元同僚・泉に悠がちょっかいをかけられることはありますが、それ以外は特別大きなできごとも起きず、最初から最後まで温かい愛に包まれている純と悠の日常。

ノンケ×ゲイということもあり、初めのころは2人の間に少しぎこちなさを感じますが、純のどストレートさで2人の愛は着実に育まれていきます。

2人の何気ないごく普通のやりとりが絶妙で、読み終えるころには心がほっこり温かくなるでしょう。

当たり前の日常で育まれていく2人のラブストーリーにほっこり！

灰咲きり先生が描く、どストレートな天然ノンケ×意地っ張りな美人ゲイのラブストーリー『君の瞳に奪われたい』。

ごく普通の日常のなかで始まった2人の小さな恋が、少しずつ大きく育まれていくほんわかしたストーリーにキュンキュンが止まりません。

BLに慣れていない人にも読みやすい作品なので、ぜひチェックしてください。