本記事で紹介するのは、いちかわ壱先生のオメガバース作品『ただいま、おかえり』シリーズです。
“家族愛”をテーマに描かれた、優しさにあふれた心温まるストーリー。
オメガバースを読んだことがない人でも読みやすい、おすすめの作品です。
- 家族愛がテーマ!優しさに包まれたオメガバース作品
- 子どもたちが大活躍!家族の在り方や人とのつながりを教えてくれる
- オメガバースを読んだことがない人にもおすすめ!ハートフルストーリー
『ただいま、おかえり』シリーズのあらすじ
タイトル | 『ただいま、おかえり』 |
作者 | いちかわ壱 |
出版社 | ふゅーじょんぷろだくと |
掲載雑誌 | POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS |
オメガバースとは、α(アルファ)・β(ベータ)・Ω(オメガ)という、男女の性とは別の性別が存在する世界観のこと。
- αは優秀な遺伝子を持つ人が多いことから、社会的地位が1番高い。
- βは地位・能力ともに平均的な人種。最も人口が多い。
- Ωは最も少ない人種。男女関係なく妊娠可能。発情期があり、無意識にαやβを誘惑してしまうため社会的弱者に見られることが多い。
専業主夫の藤吉真生(Ω)は、家族命でエリートサラリーマンの夫・弘(α)と息子・輝(α)・娘・陽(α)の4人家族。穏やかな日々を過ごしています。
Ωであることで過去につらい経験をしてきた真生は、なかなか自分に自信が持てません。それでも、家族や周りの人たちに支えられ、少しずつ前向きに成長していきます。
藤吉家を中心に広がっていく、人とのつながり。性別や差別を乗り越えて「家族とは何か?」を知っていくハートフルストーリーです。
『ただいま、おかえり』シリーズのココがおすすめ!
藤吉家の天使!輝と陽のかわいさにメロメロ!
弘と真生の子ども・輝と陽。とにかくこの2人がかわいすぎます!
おいしいものを食べたり、ちょっといたずらをしたり、人見知りして緊張したり、初めて友だちができて嬉しそうにしてたり…….。まだまだ気持ちを言葉にできませんが、全身で感情を表現する輝の姿は、まさに天使そのもの!
そして、輝同様に陽もめちゃくちゃかわいい。陽は生まれたばかりの赤ちゃんのため、まったく言葉は話せません。それでも表情だけで、しっかりと感情が伝わってきます。家族が好きで、とくに兄・輝のことが大好きな陽。輝と一緒にいるときのキラキラした笑顔にやられます!
存在そのものが天使!な輝と陽
優しくて温かい!藤吉家の日常
運命の番として出会い、家族となった弘と真生。一緒にいる限り、永遠に切り離せないαとΩの差別や現状に何度も悩まされながら、穏やかな日々を過ごしています。
結婚に至るまで、たくさん辛い過去を経験した弘と真生。誰よりも家族を想う気持ちが強い2人は、人とのつながりを大切にしています。
藤吉家に関わった人々は皆、この家族のとりこ。ひだまりのような優しく温かい空気感を持つ藤吉家に引き寄せられていきます。それはまるで、藤吉家から幸せの連鎖がつながっていくよう。
心温まる藤吉家の日常を、ぜひお楽しみください。
とにかく優しくてあたたかい藤吉家!
じれったい!ヘタレ・松尾×鈍感・祐樹の恋の行方は?
藤吉家にとって忘れてはならないのが、松尾×祐樹の2人。弘の幼なじみで同僚の松尾と、藤吉家の隣に住む輝の友だち1号・祐樹。
年の差のある2人ですが藤吉家と関わっていくうちに、いつの間にかお互いが気になる存在になっていきます。
はたから見れば恋人同士に見える松尾と祐樹ですが、当の本人たちはなかなか“仲のいい友だち”から発展しません。
そんな2人の恋が、ようやくシリーズ4作目にして急展開!詳細はぜひ、本編をチェックしてください。
弘と真生のようにいい雰囲気を出している松尾と祐樹。早くくっついてほしい!
いちかわ壱先生が描くオメガバース作品『ただいま、おかえり』シリーズ。
差別や変わらない現実を乗り越え、家族や友だちと何気ない日常を過ごしていくハートフルストーリーです。
オメガバースを読んだことがない人でも読みやすい作品になっていますよ。