浅美裕子「ホラー作家・一千秋×ニ千夏」シリーズのレビュー

独特の作風がエキサイティング！

『ホラー作家に愛され過ぎて眠れない』は、まさにタイトル通り異端な愛の物語。主役の二千夏が兄・一千秋に抱く想いが、とても繊細で時に狂気じみているため、一気に読むことができました。特に、BL漫画を描いて欲望を抑えるという設定が斬新で、新しいジャンルを読んでいる感じがしました。しかし、キャラクターの感情や行動が時々極端で、リアルさに欠ける部分もありました。それでも、ストーリー自体は比較的スムーズで、次に何が起こるのか興味深く読み進められました。ホラー作家仲間の登場も物語にスパイスを加えていて良かったです。

ちょっと変わった兄弟愛

兄弟の愛をテーマにしたこの作品は、想像以上に深くて複雑でした。主役の二千夏は、兄である一千秋に対して異常なほどの愛情を抱いていて、その感情描写がリアルで引き込まれました。ホラー作家としての一千秋の寡黙さもキャラクターに深みを与えていて、彼の心の中に何があるのかについて興味が尽きませんでした。ただ、展開が少し強引な部分があり、途中でストーリーに違和感を覚えることも。それでも、ブラコンならではの複雑な感情がリアルに描かれている点は良かったです。ホラー要素も微妙に散りばめられていて、このジャンルのファンには楽しめると思います。

感情の渦に巻き込まれた

この本を読んで、兄弟愛の描き方がここまで深く、複雑に描かれていることに驚きました。二千夏の内面描写が非常に丁寧で、彼の妄想交じりの感情に共感することができました。また、一千秋の寡黙さが逆にミステリアスで、彼の気持ちを探る楽しさがありました。ただ、ストーリー展開がやや強引に感じる部分があり、現実離れした部分もありましたが、それもこの物語の魅力かもしれません。ホラー要素もしっかりと盛り込まれており、特に歴代ホラー名作へのオマージュがファンにはたまらないと思います。全体として、感情のジェットコースターに乗ったような読後感でした。

兄弟愛とホラーの意外な融合！

ちょっとひねったBLで新鮮だった！兄弟の絆が深くて、一千秋のホラー作家としての顔と弟・二千夏への愛情のギャップがたまらない。サブキャラも魅力的で世界観がしっかりしている。最後には、二千夏の成長が見られて満足。

愛とサスペンスの絶妙ミックス！

この物語には夢中になりました！ブラコン兄とBLマンガを描く弟のストーリーがユニークで、心温まるシーンも多い。兄の秘密や弟の純粋さが心をつかむ。ホラーへのオマージュも楽しく、読み進めるごとにキャラクターに愛着が湧いてきた。

心を揺さぶる兄弟愛

読み進めるほどに兄弟の絆に引き込まれました！BL要素も絶妙で最高！

新鮮な組み合わせにハマりました

ホラーとBLの組み合わせなんて新鮮！一千秋と二千夏の関係性にドキドキしながら、次巻も楽しみにしています。