ブルータル 殺人警察官の告白のレビュー

ダークヒーローの狭間で

「ブルータル 殺人警察官の告白」は予想をはるかに超えるサスペンスでした。壇浩輝の二面性と、法では裁けない悪人への私刑がテーマとしてグッときます。漆黒のスピンオフらしく、暗い雰囲気と緊張感が物語をグリップする。ただし、暴力シーンが苦手な人は読むのが少し難しいかもしれません。

冷酷な正義の裏側

この漫画はかなり衝撃的でした。「ブルータル」のタイトルが示す通り、物語はかなりハードな内容です。壇浩輝がいかに冷酷に犯罪者を裁くかというのが中心で、復讐の正義について考えさせられます。ただ、グロいシーンが苦手な人にはお勧めしません。キャラクターの心理描写が巧みで、ページをめくる手が止まりませんでした。

正義の形は一つじゃない

TVドラマの影響で手に取りましたが、漫画ならではの表現力に引き込まれました。壇浩輝は完璧な警察官の顔と、シリアルキラーの顔を持つ複雑なキャラクターです。法で裁けない悪を裁く彼の姿にはシビれましたが、時にグロテスクでリアルな暴力描写には注意が必要です。考えさえられるサスペンスでした。

正義とは何かを問うダークヒーロー

このシリーズは病みつきになりますね。壇浩輝の二面性に圧倒されつつ、裏の顔での彼の正義感や冷酷な行動に惹かれます。悪を裁くスタイルがなんともカタルシスを感じさせる。最新巻も期待を裏切らない展開でした。

続・正義の裏切り者、または守護者？

第4巻も面白かった！警察というシステムの中で、独自の正義を貫く壇の行動には賛否両論あるだろうけど、嫌らしい悪人が報いを受けるところは読んでて快感。ただ、たまにやり過ぎなところもあるかな。

ダークヒーロー、勢いはそのままに

今回のストーリーは少し物足りなさを感じました。壇のキャラクターに変化がないのはいいのですが、新たな要素が欲しかった。それでも、ジャスティス・スリラー好きとしては面白い。次巻に期待大。