九ノ一 千代女のレビュー

良いけど物足りなさも…

期待してたのに少し残念。ストーリーは面白いし、キャラクターもかっこいいけど、何かが足りない。千代女の過去のエピソードとか、もうちょっと掘り下げてほしい。戦国時代を背景にした話の割には、時代感が薄いかな。それと、石川五右衛門のキャラが強烈過ぎて、影が薄くなってる気がする。ただ、作画はよくて、ビジュアル的には満足。続きは読むけど、もう少し期待してる。

過激な忍者アクション！

やっぱり小池一夫って凄いよね。桃山時代の忍者と泥棒の戦いって発想がもう斬新。カマキリのアートがそれをさらに際立たせてる。ただ、いくらなんでもアクションシーンが過激すぎるような…でも、目が離せないスリルとドラマがある。さすが秀吉の時代を舞台にしたマンガだけあって、歴史ネタにも強くて面白い。読後感は爽快、でも心配なのは物語がどう展開するかだ。

コラボレートの傑作！

「九ノ一 千代女」第1巻は、間違いなくコミックファンの心を掴んで離さない一作。小池一夫とカマキリのコラボが生み出した戦国忍者の世界は痛快そのもの。千代女のキャラクターに魅了されるのは時間の問題で、石川五右衛門との対決シーンは読む者の心拍数を上げる。時代劇愛好家ならずとも、この緻密なストーリーテリングに引き込まれること間違いなし。次巻が待ち遠しい。