不貞の轍のレビュー

愛欲と緊張感が漂う作品

ストーリーが進むにつれて主人公由佳乃の行動にハラハラさせられます。特に、康生とのカラオケボックスでの一件やその後の盗撮事件がリアルな描写で、手に汗握りました。その動画を見てしまった弘夢が彼女に別れを告げるシーンは心が痛みました。他方で新上司の俊也の登場はさらなる波乱を予感させます。愛欲とサスペンスが混じりあう展開は読者を引き込む力が強く、一気に読み進めることができますが、少し展開が急すぎると感じる部分もあり、3つ星としました。

スリルと愛憎が交錯するラブサスペンス

この書籍を読んで、ラブサスペンスというジャンルに初めて触れましたが、非常に面白かったです。由佳乃が合コンに参加し、康生とカラオケボックスでのやり取りが、現実的で緊張感がありました。そして、そのシーンがSNSに流れたことで物語が急展開。傷ついた由佳乃と新上司・俊也の関係性がどう発展していくのか、次の巻が待ち遠しいです。ただ、登場人物の感情や行動が若干わかりにくい部分もあったため、4つ星にしました。

波乱万丈な愛とサスペンス

由佳乃が巻き込まれるトラブルが次々に起こる展開は、まさにジェットコースターのようなスリルを感じました。康生との関係が明らかになるカラオケボックスのシーンから始まり、盗撮された動画がSNSに流出するまで、目が離せませんでした。弘夢との別れ、新しい上司・俊也との関係性が複雑に絡み合い、毎ページが新たな驚きを提供してくれます。全体的には非常に楽しめましたが、ストーリー展開にやや非現実的な部分があったため評価は5つ星とまではいきません。

期待を裏切る展開！

正直、最初はただのラブストーリーかと思ったけど、読んでみたら意外と深くて驚いた。主人公の由佳乃の選択にイライラしたり、同情したり、色々な感情が入り混じりました。盗撮やＳＮＳといった現代的な要素も絡ませつつ、思いもよらない展開に唖然としましたよ。

愛欲と秘密のサスペンス

「不貞の轍」1を読みましたが、これはなかなかのサスペンスでした。愛と欲望が錯綜し合いながら、登場人物がそれぞれの秘密を抱えている様子がリアルで、引き込まれました。ただし、展開が予想できる場面がいくつかありましたので、サプライズが欲しかったですね。

リアルでドロドロした人間ドラマ

この本は胸が痛くなるほどリアル。誰もが抱える弱さと欲望が交差する瞬間をみごとに捉えています。人間関係のもどかしさと不安定さを描いた点は秀逸。ただし、ドロドロしすぎて重苦しさを感じる場面もあったので、もう少し軽やかな部分も欲しかったかな。