妖狐の旦那さま～大正花嫁奇譚～のレビュー

和風シンデレラ誕生

和風の設定が素敵な恋愛物語でした。灯里が家族に受ける扱いには同情しますし、その状況から救い出される様はまさにシンデレラストーリー。ただ、ドラマチックな展開はアトランダム性に欠けるかなと感じる部分もありました。それでもキャラクターたちの心情が繊細に描かれており、読み応えは充分です。

切ないが希望に満ちた物語

物語の始まりが少し暗い気もしましたが、灯里と実琴の出会いから物語は明るい方向へと変わります。灯里がつらい過去を乗り越えていく過程には勇気づけられますが、姉たちの扱いなどは読んでいて胸が痛くなりました。それでもこの巻の終わりまでには、希望が見えてきてとても心温まる結末でした。

青年に救われる灯里の成長物語

九石実琴に救われる灯里の物語に心打たれました。展開は予想通りの部分もありますが、それでもキャラクター達の魅力がしっかりと伝わってきます。特に主人公の成長過程が丁寧に描かれていて、彼女の幸せを心から願わずにはいられません。シリーズものでありながら、この巻単体でも楽しめるのが嬉しいポイントです。

心に残る和風むずきゅんストーリー

大正ロマン漂う設定に胸がときめきました！華村灯里の切ない状況と、九石実琴の優しさに引き込まれてしまいました。悲しい過去を抱えながらも互いに惹かれる二人の心理描写が印象的で、続きが気になってやまない作品です。大正時代の風情と、美しい文体で綴られる和風むずきゅんシンデレラストーリーは、読む者の心に残ります。

切ないが少し物足りない

心温まる物語の第12巻。華村灯里の切ない背景と、妖狐の実琴との関係に一喜一憂しました。絵も美しいのですが、時々話が進むのが早すぎるかなと感じました。全体としては楽しめるのですが、深みがもう少し欲しかったかもしれません。次巻に期待しています。

和風テイストにキュン！大正ロマン満載

どことなく懐かしい和風の設定にハマってしまいました。大正時代の華やかさと妖しさが見事に重なり合って、一気に読み進めてしまいました。灯里の哀しくも強い心にキュンとして、九石実琴にはドキドキ。素敵なシンデレラストーリーに癒されました。

進展ある恋模様、でも予想通り？

「妖狐の旦那さま」シリーズの最新刊を読了。灯里が自分の価値を見出し、九石実琴との関係が進展していてキュンときました。しかし、一部展開が予想できすぎて少々物足りなさも…。それでも、大正ロマンあふれる世界観とキャラクターたちの成長が大好きで、シリーズ全体としてはお気に入りです。

切なさと甘さのバランスが絶妙

とってもロマンチックな物語で、乙女心をくすぐられました。特に主人公・灯里が家族から理不尽な仕打ちを受けるシーンは涙ぐんでしまうほど。青年との恋愛模様も甘酸っぱくて、夜会のシーンは最高です！ただ、もう少し進展があっても良かったかな。

深まる絆と胸キュンの連続！

大正時代を舞台にした妖艶でロマンチックなストーリー。「妖狐の旦那さま～大正花嫁奇譚～ 12」は、今までの巻を超える甘さと胸キュンが詰まっていました。灯里の成長としっかりとした意志に感動し、九石実琴の包容力と愛の深さに心打たれる。絵も美しく、和の雰囲気が漂う素敵な世界観。この巻での二人の絆が深まる様子は、読んでいて本当に幸せな気持ちになれます。