今世は悪女で生き延びます！～玉の輿は死亡フラグなので、落ちこぼれを婿にします～のレビュー

悪女と謎多き男性の織り成す新鮮なストーリー

あらすじに惹かれて読み始めたこの作品、期待以上でした！シルヴィアが悪女を演じる理由が切なく、彼女の決意を応援したくなります。コンラッドの真の正体が明らかになるまでのミステリアスな雰囲気もグッド。それに、玉の輿を拒むというテーマが新鮮でハマる人多いはず。強がりながら本当は愛情を渇望しているシルヴィアの心情が丁寧に描かれていて、読むほどに彼女の幸せを願ってしまいます。

期待値はやや満たされず。

最初は面白そうだと思って手に取りましたが、いざ読み進めるとシルヴィアの「悪女」っぷりが少し作為的に感じてしまったかな。コンラッドのキャラクターは好きだけど、二人の関係の進展がもう少し自然だと良かったかも。全体としてはまあまあ楽しめたけど、期待ほどではありませんでした。

胸が痛くなる悪女の真実

このライトノベルはちょっと予想外でした。悪女としての行動が実は自己防衛だったり、過去のトラウマからくるものだと気づいた時は胸が痛くなりました。コンラッドとシルヴィアの関係性の変化も見どころですね。少し展開が予測可能な場面もありましたが、全体的に楽しく読めました。

予想外の展開にドキドキ！

この本は予想を覆す展開に満ちていて面白かった！シルヴィアが悪女になる決意は切実で、彼女の選択したロースペック男性コンラッドには実は隠された真実があって... いやはや、驚きの連続だったわ。物語はユーモア溢れ、それでいてシリアスな葛藤も描かれていて、読むたびにハマってしまう。これは続きが気になるシリーズね。