ミッドシップ隼 大合本のレビュー

スリル満点のミッドシップカーアクション漫画

ミッドシップ隼 大合本1の1～3巻は、スピード感溢れるカーレースアクションが大好きな人には堪らない一冊です。鬼頭隼のキャラクターがとてもクールで、ミッドシップカー“ハヤブサMS-O”を巧みに操る姿にハラハラドキドキしました。特にライバルたちとのデッドヒートは緊張感があり、ページをめくる手が止まりませんでした。少し昔ながらの描写もありますが、それが逆にレトロな魅力を引き立てています。カーレースファンだけでなく漫画ファンにも広くお勧めできる作品です。

レーシング漫画の名作が再び蘇る

スーパーカーブームを巻き起こした『サーキットの狼』のファンには必見の『ミッドシップ隼』。１巻から３巻がまとめて読めるので、話の流れを一気に追うことができて、とても満足しています。牛乳配達用のサニーを自在に操る鬼頭隼が、白鳥自動車のミッドシップカー“ハヤブサMS-O”のテストドライバーになる経緯がとても面白く描かれています。しかし、少々ストーリーが単調に感じる部分もあり、もっとキャラクター間のドラマが深められると良かったかなと思います。それでも、カーレースのシーンは迫力満点で、一見の価値ありです。