ストーリーな女たちのレビュー

続きが気になって眠れない…

このVol.48では「女たちの生き地獄」というテーマが非常に重厚で深いです。冷酷な女衒・瀬島と対面するチヌのエピソードには特に胸を打たれました。現代の社会問題をリアルに描いており、とても考えさせられる内容です。しかし、連載形式のため、一話ごとに区切られていて、どうしても次号が待ち遠しい！読み応えは抜群ですが、一気に読めないのがもどかしいです。それでも、女性の強さや弱さを描いた素晴らしい作品ばかりで、読みごたえがあります。

現代の悲劇と教訓が詰まった一冊

『ストーリーな女たち Vol.48』は、タイトル通り「生き地獄」に焦点を当てていますが、その内容は決して暗いだけではありません。特に巻頭の「声なきものの唄」は一歩踏み出す勇気を与えてくれました。主題は重いものの、描写がリアリティーあふれるため、登場人物たちに共感せずにはいられません。ただ気になる点としては、連載形式のため、続きが気になってしまうところです。総じて、社会の現実を鋭く抉り出しつつも、希望を感じさせる良い作品群でした。