有能エンジニアにはウラの顔がある 私を“開発”する溺愛ステップ（分冊版）のレビュー

少し期待外れな部分も

設定自体は面白そうだと思ったのですが、読み進めていくうちに少し違和感を感じました。凪咲と及川の関係性が急展開しすぎて、感情の流れに乗り切れませんでした。特に、及川の不器用な一面がいきなり出てくる感じが不自然に感じました。もう少し二人の間に時間をかけて欲しかったです。それでも、全体的に読む価値はありましたし、次の展開に期待したい気持ちはあります。

予想以上に入り込めるストーリー

最初は単なるオフィスラブかと思いましたが、すぐにその予想を超えました。凪咲と及川のギャップが本当に魅力的で、ページをめくる手が止まりませんでした。及川の不器用な一面が、表の完璧なエリートの姿とどれだけ違うかに驚きました。特に凪咲がそのギャップに振り回されるシーンは、心から共感できるものでした。もっと短いエピソードだと思っていましたが、内容の深さに感動しました。

オフィスラブに新しい風を感じました

オフィスラブものにはそれなりの期待を持っていましたが、この作品は特に楽しめました。及川の表と裏のギャップが興味深く、凪咲もとても共感できるキャラクターでした。仕事が出来るエリートエンジニアと生真面目なデザイナーの組み合わせが斬新で、読み進めるうちに自然と感情移入してしまいました。ただ、少しテンポが早すぎる箇所もあり、もう少し丁寧な展開が欲しかった気もします。