追放された悪役令嬢と転生男爵のスローで不思議な結婚生活 コミック版のレビュー

意外性とドキドキが詰まった続編

前作に続き、この2巻も期待を裏切らない面白さでした。ヴァイオレットとクロの不思議な新婚生活にはクセの強い領民たちが絡んできて、次々と事件が発生します。特に行方不明事件の展開にはハラハラドキドキしました。暗殺者シュバルツの登場も意外で、物語が一気にシリアスな方向に。でも、2人の絆が少しずつ深まる様子がよく描かれていて、読んでいてほっこりします。これからの展開も楽しみです。

少しだけストーリーに無理がある気が

前作が良かったので期待して読みましたが、今回は少し展開に無理があるように感じました。特に暗殺者シュバルツの登場が突然で説明不足な感が否めません。ただ、ヴァイオレットとクロの関係が少しずつ深まっていくのは見ていて微笑ましく、キャラクターたちの掛け合いも相変わらず楽しいです。次の巻に期待して3つといったところでしょうか。

ドキドキの連続！でも少しシリアスすぎるかも

元悪役令嬢のヴァイオレットと前世からの記憶を持つクロとの新婚生活が面白く描かれている本作。特に今回の巻では、行方不明事件や暗殺者シュバルツの登場など、サスペンス要素が強くてページをめくる手が止まりませんでした。ただし、今までのほのぼの感が少し薄れてしまったのが残念です。次巻ではもう少しバランスの取れた展開を期待したいですね。