執事ですがなにか？～幼馴染のパワハラ皇女と絶縁したら、隣国の向日葵王女に拾われたのでこの身を捧げます～【電子単行本版】のレビュー

最強の執事の逆転劇

最初はアルムの不運に共感していましたが、向日葵王女ブリジットに出会ってからの彼の成長と活躍に驚かされました。アルムの能力が流石に行き過ぎている気もしますが、ファンタジーだからこそ楽しめる部分もありますね。物語のテンポが良く、一気に読めました。ただ、もう少しリシテア皇女の背景やパワハラの動機について掘り下げて欲しかったです。それでも、爽快感のある物語で満足しました！

キャラクターの魅力が光る

アルムの努力とブリジットの優しさに心温まる作品です。リシテア皇女のパワハラに耐え続けるアルムの姿に胸が痛みましたが、ブリジットとの出会いが彼を救い、その後の成長は目を見張るものがあります。物語全体の展開も魅力的ですが、特にキャラクターたちの個性が魅力的で、読んでいて飽きませんでした。ただ、少しご都合主義に感じる部分もありましたが、総じて楽しめたのでオススメです。

力強いストーリー展開に満足

アルムの成長と復讐の物語は読んでいてとても興奮しました。リシテア皇女からのパワハラに耐えながら貢献するアルムが、ブリジット王女と出会い新たな力を発揮する様子は見どころ満載です。王女たちの描写も丁寧で、それぞれの個性が際立っています。ただ、テンポが速すぎて細かい部分が少し飛ばされている気がします。それでも、最後まで目が離せない展開で、非常に満足しています。