近野智夏の腐じょうな日常のレビュー

不可思議な世界に引き込まれる

近野智夏の腐じょうな日常（２）は、彼女が巻き込まれる奇妙な事件の数々が本当に面白い。オカルト研究家・久世との関係性が描かれながら、ストーリーはどんどん展開していく。特に「解体村」の暗い雰囲気が印象的で、非現実的な状況の中にリアリティも感じた。キャラクターたちの描写も深く、近野智夏の過去も少しずつ明らかになってきて、次の展開が気になって仕方ない。全体として、サスペンスとホラーの絶妙なバランスが取られている作品だと思う。

予想外の展開が魅力的

この続編は前作に引き続き、近野智夏のキャラクターが際立っている。BLイベントの設定もユニークで、登場人物たちの個性が光る場面がたくさんあった。特に解体村の設定が読み応え満点で、ドキドキしながらページをめくった。都市伝説を絡めたストーリーは、恐怖だけでなく、興味を引く部分も多くて楽しかった。近野の成長を見守りながら、次回作への期待が高まっている。