ただのうわさですのレビュー

面白さと恐怖の絶妙なバランス

この本は、都市伝説とSNSが組み合わさった新しい形のホラーです。主人公の雨森が直面する怪異現象は本当にリアルで、読み進めるにつれてどんどん引き込まれていきました。特に、各エピソードでのインターネット文化の描写が興味深く、現代の人々がどれほどその影響を受けているのかを考えさせられます。漫画も付いていて、読みやすさもあり、他のホラー作品とは一味違った新鮮な体験ができました。

期待以上の作品

『ただのうわさです』は、就活に悩む雨森がネットの裏側を取材していくうちに遭遇する様々な怪異を描いた物語です。最初は軽い気持ちで読み始めましたが、意外にもすごく引き込まれました。SNSを通して広がる都市伝説がリアルに描かれていて、怖さよりも興味や好奇心が勝るところがありました。全体の構成も緻密ですし、恐怖と笑いのバランスが絶妙でした。オカルト好きな方には特におすすめです。