愛でよ！　薫るるつむぎ風【分冊版】のレビュー

運命的な出会いにドキドキ

この物語の主人公、狗鷲つむぎの恋に対する純真さに心を打たれました。伯爵子息の臣一との出会いも運命的で、物語が進むにつれて二人の関係がどう変化していくのか、とても楽しみです。特に、彼の醜聞を知った後のつむぎの葛藤がリアルに描かれていて、自分も彼女の気持ちに共感してしまいました。大正時代の背景が美しく、恋愛要素とミステリーが巧みに絡み合っています。続きが気になって仕方がないので、早く次の巻も読みたいです。

一筋縄ではいかない恋の始まり

この作品はただの恋愛小説ではなく、ミステリー要素も加わっていて飽きさせませんでした。つむぎと臣一の関係がどうなっていくのか、たくさんの試練を乗り越えていく姿にドキドキしました。特に神かくし事件はとても緊迫感があり、つむぎの成長が見られたのも良かったです。大正時代の文化も感じられ、魅力的なキャラクターたちのやり取りが楽しめました。続編を読むのが待ち遠しいです。

面白いけれど少し物足りない部分も

設定やキャラクターは魅力的で、特につむぎの積極的な姿勢が好きです。しかし、物語の展開が予測できる部分も多く、もう少し意外性があったら良かったなと思いました。それでも、恋愛の描写や同級生との絡みは面白く、引き込まれました。大正ロマンの雰囲気や、少しのミステリー要素は新鮮でした。次の話に期待しています。