広津部長の手だけ好き！…だったのに ～終業後、イケオジ紳士は獣になる～のレビュー

ドキドキの甘い胸キュン

この本は、仕事に打ち込む女性の恋愛初心者の心情と、彼女の憧れるイケオジ部長との関係が描かれています。最初は彼をちょっと苦手意識していた和奏が、次第に彼の魅力に引き寄せられていく過程がとても素敵でした。特に彼の手に対する描写は、和奏の気持ちがわかりやすく表現されていて、共感しました。読んでいると、自分もそんな恋がしてみたくなる気持ちになりました。まさに胸キュンの作品です！

恋愛初心者の共感ポイント満載

和奏のキャラクター設定がとても共感できました。身近に感じられる恋愛初心者としての葛藤や、職場での立ち位置に悩む姿は、まさに私たち女性の話そのもの。広津部長はクールで魅力的ですが、そうした雰囲気の中で少しずつ距離が縮まっていく様子がすごくドキドキしました。特に手フェチという設定に新鮮さを感じながら、恋の駆け引きに引き込まれました。恋愛に不器用な人にこそ読んでほしいです。

しっかりしたストーリーが魅力

この小説は、ただの恋愛ものにとどまらず、主人公が仕事で努力する姿勢も描かれていて興味深かったです。最初は自分には無理だと思っていた恋愛に徐々に目を向けていく過程が印象的でした。和奏が部長の手にドキドキするシーンは、シンプルに恋のときめきを感じられて良かったです。しかし、一部で展開が予想通りだったこともあり、もう少し意外性があったら尚良かったかなと思います。それでも楽しめました。